五月病の症状に使用される薬
2008年04月04日
病気ではないのに、疲労を感じたり、めまいが起こったりする五月病と呼ばれる症状。
最近はストレスの多い社会を反映し、心療内科や精神科を受診する人が増えています。
また、心療内科や精神科のある病院や診療所も増えてきました。
以前と比べて、心療内科や精神科を受診するのに抵抗感が少なくなってきた時代と言えるでしょう。
五月病もまた、ストレス社会を反映したものと言えますが、五月病の憂鬱な気持ちや、イライラ感、意欲がないなどの症状に対して、心療内科や精神科で処方される薬とはどのようなものでしょうか。
五月病の症状には、抗不安薬といわれる薬が用いられることが多いようです。
抗不安薬とは、精神に作用し不安や筋肉の緊張を取る、不眠を解消するなどの効果があります。
個人の症状に応じて、医師が薬を処方します。
使用量や種類など、人により違うので、勝手に量を変えたり、止めてしまうのは厳禁です。
副作用もありますので、心配な場合は医師に相談してください。
また、アルコールと一緒に服用してはいけません。
服用しなくても大丈夫、と感じても、自己判断で服用を止めないこと。
医師と相談のうえ、服用量を減らしたり、服用回数を減らしていきます。
また、このような症状を抑えるのに、漢方薬が用いられることがあります。
漢方薬とはどのようなものなのでしょうか。
漢方薬とは、天然物(生薬)が薬として使われてきた歴史の中で、その有効成分を取り出したり、手を加えたりして誕生したものです。
漢方薬の使用は、ひとりひとりの体調や体質などに合わせて処方される、オーダーメイドの治療法です。
現在では、西洋医学では対処できない症状にも効果が認められ、広く病院で使われるようになっています。
また、漢方薬が健康保険で利用できるようになり、ますます漢方薬の利用が広がっています。
ただし、漢方薬の名の通り、あくまで薬ですので、副作用がないとはいえません。
特に他に薬を飲んでいる人は、医師と相談して飲むようにしてください。
まれにアレルギーを起こす人もいます。
漢方で考える五月病とは、「気」の不足、「陽気」の不足、「血」の不足などです。
「気」の不足とは、精神力が弱った状態。
「陽気」の不足とは、体を温める力が弱った状態で、体が冷えて精神的に不調になります。
「血」の不足とは、心の栄養不足。
不安や睡眠不足、焦りの症状が現れます。
漢方薬は、このような五月病のイライラした気持ちを抑えたり、逆にくよくよした人には気を上げたりできます。
五月病の症状に悩む人は、漢方薬の利用を選択肢の一つとして考えてみてはどうでしょうか。
しかし薬だけに頼るのではなく、同時に食事をきちんと取る、ストレス解消の方法などを見つけて、明るく生活できるよう心がけましょう。
五月病に関して様々な情報がありますが、薬はその中の選択肢のひとつです。
自分にあった五月病の乗り切り方を見つけ、新しい環境を楽しめるよう、願ってやみません。
2008年04月04日
カテゴリー:02五月病の対策